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ご挨拶
essay
01

2021年。
あけましておめでとうございます。

2020年は激動でした。
年末には、たくさんの方に愛していただいた『サロン・ド 慎太郎』が、しばらくの間お休みに入りました。

「辞めるの?」
「次どうするの?」
そんなお声をたくさんいただきました。
惜しんでいただけること、本当に感謝です。

だけど、これは私たちが進化するひとつの区切りです。

私達がやっていることは、素晴らしい場所に素敵な空間を作り出す事。                                                                                                                               

その空間で、朝・昼・夜の時間の変化をお客様に愉しんでいただくのが願いです。

大切なのは、設えの雰囲気だけではなく、質のよい器を使い、美味しいお料理や極上のお酒を味わっていただくことで、昨日よりも今日、今日よりも明日、少しだけでもお客様に豊かになっていただくこと。

そんな願いを胸に、自らが思った「どこかにこんなお店があったらいいな」という想いを原点に、
仲間と一緒に、いろんな空間を作り上げ、育ててきたんだと思います。

どの店舗においても、お客様をお迎えする時の気持ちに変わりはありません。

実業家やアーティストの方々、老若男女、国籍、性別も問わず、Parisのサロンのように、皆さまの社交に寄り添うことが喜びです。

来訪いただいた方に心からもてなすことで、日常の疲れを癒やし、また、非日常の楽しさに触れていただき、その結果、世の中が少しでもHappyになる…そう信じています。

こうして私達スタッフ全員が培った「おもてなしの文化」を、世界中にいらっしゃるお客様にご提供していきたいという気持ちは変わっていません。

今までは、そんなお店があることが前提でした。

しかし、申し上げたように、私達はさらに進化します。

これからの世の中、お店だけが前提ではなく、たとえお客様のご自宅であっても、私やスタッフがいる場所がサロンになり、美しいモノに触れ、社交の愉しみが広がる…そんな活動をして参ります。

そのひとつが、このホームページ。

このサイトをご覧いただいたくことが、そんな世界の入り口になることを願いつつ、愉快な仲間と一緒に進めて参りますので、どうぞご期待ください。

新しい『サロン・ド 慎太郎』の誕生です。

矢部 慎太郎