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骨董会の巨匠、佃さんに会いに。
essay
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私が尊敬してやまない骨董界の巨匠、佃達雄さんに会いに行ってまいりました。

古美術 佃さんは、毎週土曜日の午後1時から数時間しか開かない知る人ぞ知るお店です。いつも1時前からお店の前で待っています。

佃さんは目利きで有名で、美しく貴重なものを適正価格で譲っていただける、頼りになるお父さんです。

こちらは江戸時代のガラスの器。五客で100万円。

天災や戦禍をくぐりぬけ、江戸時代から残ったこのガラスの器に魂を感じました。

私の大好きな古染付。

こんなにいろんな種類があり、それも完品。

まるで窯から出したばかりのような美しさです。

こちら購入させていただいた古染付です。

大好きな芙蓉手で、中国・明の時代(300年以上前)に作られたものです。

繊細な筆使いが私好みです。

こちらは、いま狙っている古染付です。

珍しい柄ですね。鳥の活き活きとした表情がなんとも言えません。

ご存じ珉平焼。

最近ではすっかり私も珉平のコレクターです。いつも見つけると、あるだけ頂きます。

ディスプレイもとても素敵です。

センスというのは、どう磨いたらよいのでしょうね。今はただただ、たくさんの器を見てお勉強しています。

小判型の珉平焼。

昔は500円ほどで買えましたが、今は1枚8,000円!というお店もあります。

骨董の価値とは、人それぞれの価値観ですが、あまり高価になると…疑問を感じます。佃さんはいつも適正価格で譲ってくださいます。

お父さんお薦めのざるそばのざる、です。

北海道の粋人館でも使わせていただきたいと考えています。陶器、漆器、竹細工、お膳にのせる時のバランスをとても考えます。

幕末から明治にかけて瀬戸や有田など、日本中で作られた型押しの小皿です。もっと簡単な柄でしたらたくさんありますが、こちらの菊型は初めて見ました。一目惚れで購入いたしました。

こちらも波に千鳥がなんとも可愛いです。