はじめはお造り三種。
器は、山本篤先生の黄磁でいただきました。
名物、鮑の柔らか煮。
繊細なお出汁に、ほどよく柔らかい鮑。出汁は最後まで飲み干しました。器は、山本長左先生の染め付けです。
81歳とは思えない若々しさ。
「料理は愛だよ」。お父さんのこの言葉、心に沁みました。
赤イカを三枚に下ろして、細かく切ったこのお造りが、私は一番好きです。「三枚目が一番甘いんだよ」と、お父さん。知りませんでした。 口の中で甘くとろけるこのイカがたまりません。上にかかった炒りごまが、絶妙です。
金沢近海で美味しいマグロがとれるのはご存知ですか?夏が旬らしいのですが、こんなに美味しい赤味はなかなか食べられません。厚切りなのに柔らかく、ごはん粒となんとも言えない噛み心地。最後に、口にはほんのり甘みが残ります。こちらもおかわり。
一週間に5日間、お昼のみの営業です。二ヶ月先まで予約がとれません。
お昼は15人掛けのお席が二回転いたします。30人前のお寿司を一人で握るお父さん。日本中の有名寿司店が「どうしてそんなに速いのか?」と食べにいらっしゃいますが、答えは「ただただ速かった…」と言っておられます。
染め付けは、すべて山本長左先生(宮内庁御用達)の器です。弥助のお父さんと長左先生は、金沢を語る時になくてはならないお二人です。
私もお二人の技に惚れ込み、生意気ながら年に3回ほど、弥助さんを貸し切りさせていただいて、お寿司と器を堪能しております。
私の大好きな甘エビ。
どこのよりも身が大きく、甘みが上品…。いつもおかわりさせていただきます。
漬けのマグロとウニ、山芋のお寿司。
次回は来年の3月に貸し切りの会を予定しています。一緒に幸せになりたい方は、慎太郎にお問い合わせください。ご馳走さまでした。
カリカリに焼いた鰻を、胡瓜と一緒に手巻きにしてくれます。お父さんに「うなぎ、熱くないんですか?」と聞いたら、「熱いよ」と。やっぱり熱いんですね。
出ました!中トロの炙り。
こちらにも言葉は必要ありませんね。お味は、ご想像におまかせいたします。
すしざんまい・木村社長さまも駆けつけてくださいました。そして、すしざんまい・金沢店のオープン、おめでとうございます。